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 電車に揺らされて数十分、降りて五分たったところにトワイラスはあった。
篠宮 和人:「まるで戦闘だ……。過激過ぎる」
激戦区となっているそこは、銃で対抗するYDFと、様々な光線を使い、爆弾など大胆に行動をするドミネーターの軍団とで、戦争に近い光景になっている。崩れている家や、火事になって、中で助けを求める家族の声も聞こえる。一般市民や、ドミネーターの兵士、YDFの兵士の死体が、そこら中に散らばっていた。今もまた叫び声をあげて散っていくYDF兵士の姿が目の前に映る。
沖田 総介:「悲惨だな・・・。」
ミリィ:「・・・戦う覚悟は、もう出来てるよ。行こう」
そうしてその5人が前に進み出た時、そのYDF軍の中から見知った顔が姿を見せた。
それはガンダルだ。彼もこの戦いに動員されたらしい。

ss (2014-04-09 at 10_17_34)
ガンダル・ジャッキー:「君たちは、この前の……! よかった、英雄が来てくれたならもう心配はないな! ありがとう、また借りができちゃったみたいだな! そういえば、ヴァリエからの伝言は聞いてくれたか?」
ミリィ:「聞いたよ、でもそれはこの戦いが終わった後だ。」
沖田 総介:「そうだな。少しでも早く加勢しないと犠牲者が増えちまう。」
ガンダル・ジャッキー:「ああ、それじゃあ手伝ってもらおう━━━」
するとその時、YDFリーダーと思われる人物の声が大きく叫んだ。 
「リーダーが逃げたぞ!! 北の方角だ!! くそ、こいつらが邪魔で俺たちじゃ追えない。誰か追ってくれ!!」

ガンダル・ジャッキー:「な、なあ、今隊長、北の方角に逃げたっつってたよな……?」
その言葉を聴いて、ガンダルはだんだんと落ち着きのない、冷や汗のかいた顔になってきはじめた。
沖田 総介:「北だな。追うか?」
ガンダル・ジャッキー:「ちょ、ちょっと待て。トワイラスの北って……」
ミリィ:「ガンダル、急ごう。」
ガンダル・ジャッキー:「違う、違うんだ! ……まずい」
ガンダル・ジャッキー:「トワイラスには、あのヴァリエが住んでる。そして、ヴァリエはトワイラスの」
ガンダル・ジャッキー:「北側に住んでいるんだよ……」
ミリィ:「・・・なるほど。」
沖田 総介:「もたもたしてらんねぇぞ。早く行かねぇと巻き込まれるかも知れん・・・。」
ガンダル・ジャッキー:「それだけじゃない! ここの市民はほとんど北側に避難させたんだ。……くそっ!」
ガンダル・ジャッキー:「俺はここで手が離せない。だから君達に頼むしかない……! 頼む、もう一度アイツを救ってやってくれないか……!!」
ガンダルは明らかに狼狽していた。
ミリィ:「冷静を失うのが一番危ない事だよ。北は北の人達なりに考えてる。落ち着こう。」
篠宮 和人:「もしいくなら君達だけでいくといい。ここは俺らが加勢する」
ミリィ:「ありがとうございます。僕達がヴァリエちゃん、そして市民達を助けてみせます。」
ガンダル・ジャッキー:「よろしく頼む……!!」
ミリィ:「急ごう、総介」
沖田 総介:「あぁ・・・!」


 北側に二人が駆けると、まるで待ち伏せしていたかのように二体の兵士が現れた。その兵士はロボットで、銃をこちらに向けて構えている。いつでも発砲する用意はできているようだ。
戦闘兵:「生体反応を感知しました」
戦闘兵2:「確認。これより、戦闘態勢に入ります」
ミリィの能力により、機械のバグが脳内で構成され、様々なバグを引き起こし最終的には爆発した。
沖田 総介:「邪魔なんだよ・・・。鉄屑共が・・・!」
ミリィ:「いち、にい、さん。……死亡確認。次、行こう。」
遠くから聞こえる爆音や悲鳴は、北に向かうにつれ少しずつ遠ざかり小さくなっていった。待ち伏せしていた兵士達を倒し、激戦地とは別の道から急いで北の方角へ向かう。
すると今度は、住宅街の奥から男女の二人がこちらに向かって、逃げるように走ってくるのが分かる。男女はドミネーターでもYDFでもなく、この街に住んでいる一般市民だ。
男は二人に近づく。

男性:「おお……!神が我らに味方をしたッ! これであの子は助かる」
男性:「すみません、助けてください! 娘が、娘が家に取り残されてしまったのです! その家には恐ろしきマニラが向かっていることでしょう……!このままだと間に合わない!」
女性:「私からも、お願いします……! どうかあの子を、助けてあげてください!」
ミリィ:「君たち、悪いけど大切な人より自分の命欲しさに逃げてきたのかい?」
男性:「違うんだ。僕たちはどうしてもやらなくてはならないことがある。それは、あの子を守るためでもあるんだ……!だが、マニラが来てしまった以上どうしようもなくなって、それでYDFの人たちに頼みにこようとしてこちらにやってきたんだ」
ミリィ:「ふふ、やっぱりそうか、変な事を聞いてごめんなさい。総介、行こう。ヴァリエちゃんも大事だけど、市民を助けるのも僕達の義務だから。」
女性は男性と顔を合わせると、途端に驚いた表情になって二人を見返した。
女性:「え……? 今あなた、ヴァリエって、仰りました?」
ミリィ:「・・・はい。僕は言いましたよ」
男性:「おお、神よ……! ヴァリエは僕らの最愛の娘なのです。これはなんと、なんと奇跡なことかッ!」
ミリィ:「えぇっ。それは驚いた。」
ミリィ:「ヴァリエちゃんは僕達の仲間です。絶対助けますから、安心してください。」
ミリィ:「総介、行こう。」

ジャンカルロ=ライヤ:「それじゃあ時間も惜しい。私の家はこの道をまっすぐ進んで、突き当たったT字路を左に向かって、その三軒目の屋根が黒い家だ。本当に、ありがとうございます!!」
沖田 総介:「あぁ!」
ジャンカルロ=ライヤ:「僕らはこの街の大きな病院で待っている! 娘を助け出したら、そこまで来てほしい!」
ミリィ:「わかりました。ありがとうございます!」
ジャンカルロ=ライヤ:「それじゃあいこう、ヴァネッサ」
ヴァネッサ=ライヤ:「ええ、急がないと……」
男女の二人組は、走り去っていく。
その親が来た道に総介もミリィも、一枚の便箋が落ちているのを見つける。
 ミリィ:「待って」
沖田 総介:「・・・?」
ミリィが拾った便箋の中にはクローバーと同封された手紙が入っていて、中にはこう書かれていた。「私の娘を奪った罪は、あの世で詫びろ」
GM:差し出し元は不明で、その字も走り書きのように書かれている。
ミリィ:「"私の娘を奪った罪は、あの世で詫びろ"・・・?」
ミリィ:「これ、恐らくさっきの方の手紙だよ、総介。」

沖田 総介:「殺人・・・?いや、まさかな。」
ミリィ:「・・・早く行こう。」
沖田 総介:「そうだな。」


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